1.ふるさと納税 寄附金額が上がる?
ふるさと納税の返礼品に関するルールが10月から厳格化されます。
これまで返礼品の調達費用が寄付額の30%以下、送料・事務費などの経費が50%以下とするルールでしたが、寄付金受領証
の発行費用や仲介サイトに支払う手数料なども厳格に経費とするようになり、返礼品に対する寄付金額が実質値上げとなる
ものもあるようです。
2.昨年支払ったふるさと納税、令和5年度住民税決定通知書を確認してみましょう
令和4年中にふるさと納税をしたのに、住民税(都・県民税及び、区・市民税など)から控除されていなかったケースも
あったようです。
令和5年度住民税決定通知書を確認してみましょう。ふるさと納税は、寄附金控除の税額控除対象となります。
① 通知書の摘要欄に「寄附金控除額 都・市民税のそれぞれ、または合計○円」と記載がありますか?
もしも記載がない場合は、税額控除を受けていません。
ふるさと納税の金額を確認の上、通知書の問合せ先へ電話で確認してください。
その他、以下の方法でご自身の税額控除額を確認する事も可能となります。
② ワンストップ特例制度を利用した場合
(ふるさと納税額-2,000円)×住民税税率10% になっているか。
なっていない場合は、ふるさと納税先へワンストップ適用の書類を送付したか確認しましょう。
③ 確定申告をした場合
1)所得税確定申告書の控えから
(ふるさと納税額-2,000円)×確定申告の際の所得税率=A
2)住民税
基本分(ふるさと納税額-2,000円)×住民税税率10%=B
特例分(ふるさと納税額-2,000円)×(90%-[上記1)の所得税率]×1.021)=C
合計A+B+C = (ふるさと納税額-2,000円) になっていますか?