~こたつにみかん~(2020年1月号)

冬といえば「炬燵(こたつ)」、炬燵といえば「みかん」。
昭和~平成~令和へと時代の移り変わりと共に、生活スタイルも大きく変化し、そんな光景も一時は減る一方で、節電意識の高まり等により、ここ数年炬燵の販売数は増加しています。
外国でも注目され「TVオレンジ」「テーブルオレンジ」とも呼ばれているようです。
今回は、やはりこれからも残していきたい「炬燵にみかん」のお話です。

◆「炬燵」のメリット◆
・頭寒足熱。足元や手先などの四肢末端冷え性の方にも最適
・家計にも優しい
(省エネ基準クリアのエアコンと比較しても、約半額)
・空気が汚れない
・暖を取りながら家族や友人とのコミュニケーション
(※一番大きなメリットですね)

◆水分補給と栄養補給に「みかん」◆
・みかんは約87%が水分
炬燵の中の温度は「低」でも体温より高い約40℃ある為、発汗により体を冷やそうとしますので、
知らない内に脱水症上に繋がるというデメリットがあります。

水分の不足により、鼻・喉の粘膜が乾き、風邪をひきやすくなったり、血液がドロドロになって脳梗塞や心筋梗塞のリスクが出て来ます。
このデメリットを補う最強のペアが「みかん」です。
机の上に置いておけばいつでも気軽に食べられ、且つ常温保存が可能で日持ちもします。

・みかんはビタミンC豊富な面でも風邪予防に効果的
古事記や日本書記にもは老不死の果物として記述されており、当時は薬として用いられていたようです。
みかん2個で、1日に必要とされるビタミンCが摂れ、その他多くの栄養も含まれ栄養価の高さはトップクラスなのです。


フローリングの居間で和室はない、テレビは各部屋に一台、そんな住宅環境の変化で炬燵を置いていないご家庭もあるかと思いますが、安価なものや、大きさやデザインも豊富で、洋間にも合わせやすいものも沢山あります。
暖を取りながらの家族団らん、日本ならではのリラックスタイムの心強い味方でもあり、果物を食べる習慣作りにも良いかもしれません。
皆さんも、ほっこり優しい空間「炬燵にみかん」を上手くインテリアに取り入れてみませんか。

但し快適でも、こたつ寝のし過ぎは眠りの質の低下や腰痛を招きます。適切な使用をしましょう。