~最低賃金の改定が行われました~(2017年11月号)

毎年10月に改定が行われている最低賃金。

平成29年度も引き上げが続き、中でも東京都は958円(前年比+26円)となりました。

関東地域における最低賃金は以下のようになっています。

 

 

東京都

千葉県

埼玉県

神奈川県

茨城県

栃木県

群馬県

平成29年

958

868

871

956

796

800

783

平成28年

932円

842円

845円

930円

771円

775円

759円

 

最低賃金についてのポイントは以下の3点となります。

1.最低賃金は、雇用形態に関係なくすべての労働者に適用されます。

2.対象となる賃金には、通勤手当、残業代やボーナス代は含まれません。

3.最低賃金には、「地域別」と「特定(産業別)」の2種類があります。

 

では、以下の例を基にして最低賃金のチェックを行いましょう。(千葉県の会社を例)

例)基本給    120,000円  年間労働日数  250日

  職務手当   30,000円  労働時間/日  8時間

  通勤手当    5,000円  千葉県最低賃金 868円

  時間外手当 35,000円

  合計    190,000円

 

(1)まず支給された賃金から、最低賃金の対象とならない賃金の通勤手当、時間外手当を除きます。

  190,000円-(5,000円+35,000円)=150,000円

(2)この金額を時間額に換算し、最低賃金額と比較します。

   (150,000円×12ヶ月)÷(250日×8時間)=900円>868円 となり、最低賃金額以上となります。  

 

いかがでしたでしょうか。  

使用者が労働者に最低賃金未満の賃金しか支払っていない場合には、使用者は労働者に対してその差額を支払わなくてはなりません。

また、最低賃金以上の賃金額を支払わない場合には、罰則が定められています。知らぬ間に最低賃金割れとなってしまうことのないよう、今一度確認されてみることをおすすめします。